宮崎民商第46回定期総会開催
消費税増税阻止の運動を全面に
民・自・公の三党合意で、増税法案が衆院で可決されるという情勢のなか、7月1日、宮崎市民プラザ4Fギャラリーにて、宮崎民商第46回定期総会が開催されました。
波乱の国会論戦を象徴するかのように降り続いた大雨も、少しずつ天候回復の兆しを見せ始めた7月1日、宮崎民商第46回定期総会が開催されました。
宮崎民商はこの一年間、増税阻止と仕事おこしの運動を中心に据え、多彩なとりくみをしてきました。
住宅リフォーム助成制度で懇談を重ねてきた戸敷市長から今回初めて祝電メッセージを寄せていただきました。
来賓には宮商連副会長の本部真一さん、日本共産党市議会議員の後藤泰樹さん、日本共産党衆議院候補の松本隆さんにお越し頂き、増税阻止を中心にした中小業者運動への連帯のお言葉を頂きました。
松本隆さんは来賓あいさつの中で「増税は必要ありません。むしろ増税すべきではありません。国民本位の政治を共に実現しましょう」と自製のフリップを使って説明されました。
分散会討論
総会では分散会討議が設けられ、4つの分散会会場では会員さん一人ひとりの要求や悩みなど、多くの意見が出され論議されました。
(消費税増税問題)
「今は消費税増税前の駆け込み受注で仕事があるが、増税後の極端な冷え込みが不安」「今度税率が上がったら価格転嫁は無理」「建設業界では消費税分の請求は値切られるのが現実。身銭を切る負担が増えるだけで何も良いことは無い」
(宣伝方法や紹介運動)
「困った時の民商ではなくて、困ってなくても民商へという宣伝が必要」「なんとなく入っているだけの会員もいるのが現状。人に勧められるくらいの『入って良かった』というものが欲しい」
(組織建設)
「民商会員歴は長いけれど班会・支部会が少ないと感じている」「班会などで集まってつながりが強まりお互いに仕事を分け合うことも魅力と感じる人もいるが、私は仕事も大事だけれど、人の話を聞いて人間的成長を魅力に感じている。人それぞれが魅力を感じる班会・支部会をやっていきたい」
表彰
目標達成支部と個人表彰
(会員目標達成支部)
◇生目、大塚、飛江田(読者目標達成支部)
◇生目
(会員拡大・個人)
◇天神美智男さん他22名
(会員拡大・個人)
◇永峰美吉さん
退任
役員7名・事務局員1名の方に、永年民商運動に奮闘して頂いた功績を讃え、花束が贈呈されました。
今年定年を迎え退職された山下孝さん(事務局員)は「私が入局した頃は税務調査が横行している時代でした。振り返ってみても調査に対する奮闘の日々が一番印象に残っています」と、会員・役員と共に歩んできた民商運動の思いを語られました。
団結ガンバロウ
国民の半数以上が増税反対を願うなか推し進められようとしている増税路線。分散会でも多くの方が「増税後の暮らしと経営が不安」と語りました。
「もう決まってしまう」「仕方ないわ」「廃案にはならん」など、諦めの声はありましたけど、決して諦めないで民商・全商連運動の増税阻止の歴史と成果を確信に、中小業者の営業とくらしを守るために「団結ガンバロウ」で盛会に終わりました。