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住宅の差し押さえ、競売を取り下げさせた!

会員Aさん(建築関連業)から「M信金から住宅を差し押さえられ、競売される」と九月十七日に相談がありました。数年前Aさんの奥さんが、病気で手術入院となり現在も入院中。仕事は、この不況で全くといって良いほどありません。日々の生活費・入院治療費も事欠くほどの状況で、住宅ローンが、半年分滞っていました。M信金に「なぜ突然に、差し押さえ手続きをしたのか」と訴えると「何度か電話や訪問、手紙も出した」と答えるだけでした。
Aさんも日々の生活に追われ、郵便物も手に取ることがなかったのも原因でしたが、あまりにも冷たい銀行員の対応でした。


どう乗り越えるか?

相談した結果、兄弟親戚に現状を率直に話し、
①Aさんの住宅を買ってもらう
②半年分の返済額を親族から借りて払う
③競売される前に不動産を売却の三つの方向で相談してもらうことにしました。

連休明けに、「親族から、半年分の返済額を借りることができました」と連絡、早速、M信金に相談すると「本店と相談します」と返事が。数日後M信金から「半年分の返済と裁判の取り下げ費用を出してもらえば、解除します」と連絡。Aさんは、すぐに返済し現状を相談しました。その結果、毎月の返済額を来年の七月まで一万円減額することもできました。それ以後は、また相談になりますが、その頃からAさんは年金受給がはじまるので少しは楽になりそうです。返済額の減額に応じたのは、金融庁の通達も関係あるかもしれません。