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消費税増税問題について 田村 貴昭 さんと懇談

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「中小業者のみなさんの経営の実態と増税に対する声を聞かせて下さい」

 3月19日、田村貴昭さん(日本共産党/九州・沖縄ブロック国政対策委員長)との懇談会が開かれました。

まず始めに田村さんが消費税増税の問題点を話されました。

「今回の消費税増税には大きな問題があります。それは、大儀(意味・必要性)が全く無いということ。名目上では、社会保障の拡充と復興財源・日本経済の健全化ですが、消費税を増税しても社会保障の拡充は見込めません。日本に消費税が導入され、その後5%に引き上げられました。この時も社会保障のために・・・にと言いながら、改善されるどころか逆に悪化しています。それは、国民の皆さんが一番実感されていると思います。今回の法案も提出される前に、社会保障の充実が見込めないものとなっています。」

「今回の増税案に関して、建設業・製造小売業・飲食業、業種を問わず、中小業者のみなさんへの打撃は致命的とも言えます。皆さんのご意見をお聞かせ下さい」参加した会員さんから「確かに国保の国庫負担金の削減や年金・医療費負担の問題、どれをとっても良くなったという実感は無いです」「消費税が増税しても価格に転嫁することは出来ない」など、多くの不安や悩みが語られました。

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 田村さんは、「建設業の組合とも懇談しました。党派を超えて増税反対の思いはみなさん同じです。新聞やマスコミでは報じられない真実を多くの人に伝えなければいけません。震災直後は、消費税増税反対署名をしていたら、増税は仕方ないといって、署名活動を中止される世論でした。

しかし、今はどうですか。国民のみなさんの6割以上の方が反対しています。
今本当に必要なのは増税ではなく、大企業・資産家優遇税制の見直しとムダ使いを無くすことです。増税阻止に向けて一緒に頑張りましょう!」と力強く訴えました。