売掛金差し押さえを解除 これで商売が続けられる
「困っているんじゃない?民商に相談したら」と、知人に言われた小売業を営むSさんは、インターネットで民商のホームページを検索し、「毎月のクレジットカード売上分が税務署に差し押さえられ、仕入代金が払えず困っている」と民商に電話しました。相談を受けた宮崎民商ではSさんの実情を聞き「これでは商売を続けていくことが出来ない」と判断。3月27日、Sさんと事務局員は差し押さえ解除を求め税務署と交渉しました。
Sさんは、経営難により5年前の消費税を滞納。仕入代金をなんとか払いながら経営再建に努めていました。やっと仕入れが掛け取引できるようになった矢先、税務署から「滞納額に満るまで売掛金を差し押さえる」との通知が届きました。
交渉でSさんは、過去10年分の営業状況を数字で示し納税が困難だったことを説明しました。また、差し押さえられた売掛金は仕入代金に充てるもので、取引が出来なくなれば廃業せざるを得ないことを訴えました。Sさんの過去の経緯と実情を聞いた上で税務署は差し押さえを解除。今後は売掛金入金分の3%を納税に当てていく分納計画をたてました。
交渉を終えSさんは、「電話1本で親身に悩みを聞いてもらい、税務署と交渉して差し押さえが解除されました。こんなに心強い組織を初めて知りました。相談して本当に良かった」と喜びを語りました。