みんなで国保をよくする学習会開催
運動の成果を確信に 国保税引き下げ実現に向け3万署名の目標
宮崎民商が加盟する「宮崎市国保をよくする会」は、5月16日(木)午後7時より『みんなで国保をよくする学習会』を開催しました。学習会には49名が参加し、この間の運動の成果と今後の課題を学びあいました。
学習講演①
『国民健康保険・宮崎市で の改善運動の到達と展望』
学習講演①は、宮崎市議会議員の後藤泰樹さん(日本共産党)が、宮崎市の国保の現状と問題点にあわせて、この間のとりくみの成果や制度改善のうごき、これからの課題を説明しました。
学習講演②では、甲斐政敏さん(県社保協・事務局長)が、昨年8月に民・自・公の三党合意によって強行可決された社会保障制度推進法の問題点を「社会保障の公的給付削減」「国民皆保険制度の廃止」「共通番号制度の導入の危険性」「都道府県単位化(広域化)の問題点」を柱に説明しました。
報告会①
病院・医療ソーシャルワーカーの石川さんが、生協病院での手遅れ死亡事例4件を報告しました。いずれも無保険状態により受診が遅れ、入院して一ヶ月の死亡という事例で、国民皆保険制度の本来の意味を取り戻して欲しいと訴えました。
二つめの報告会では、4月28日に東京で開催された「国保改善運動全国交流集会」に参加した飯干富生さん(民商副会長)が、全国のとりくみや成果を報告しました。
運動の成果を確信にして、3万署名を目標に
閉会には、「私たちの署名と請願行動、市議会との懇談等が窓口留め置き解消・国保引き上げ阻止につながったことは大きな成果です。引き続き、今年の9月に3万署名を集めて更なる制度改善を実現しましょう」と決意の言葉が述べられました。