宮崎民商第48回定期総会 開催 つながりを深め強く大きな民商へ
7月13日、第48回定期総会が宮崎市民プラザで開催されました。総会には各支部からの代表として代議員51名が出席し、分散会では一年間の活動の総括と、これからの民商運動方針について活発な討議がなされました。
冒頭の会長あいさつで永峰会長は「消費税増税、TPP、社会保障改悪、そして集団的自衛権の強行採決など、私たち中小業者・国民にとって非常に厳しい情勢ですが、団結して運動で変えていきましょう」「今総会で会長を退任しますが、引き続き役員として新会長をささえ、共に民商を盛り上げていきたいと思います」と心強い決意を語られました。
来賓には、贄田之康さん(宮商連副会長)、後藤泰樹さん(日本共産党宮崎市議会議員)、津守信弘さん(年金者組合)の三名に臨席いただき、宮崎民商運動への連帯と共同のお言葉をいただきました。
総会方針が提案されたあと4会場に分かれ「税金問題・平和問題・民商の魅力」をメインテーマに分散会形式で論議が深められました。
退任あいさつでは、宮崎民商事務局員を経て清武町町会議員・損保代理店を営みながら民商役員として永年民商運動を支えてくださった小玉允則さんが、「当時、100名足らずの民商の事務局長で民商を大きくしたいという思いでいっぱいでした。私の人生は民商の歴史とともに歩んできた素晴らしい人生でした」と思いを語られました。
総会方針案・予算案・新役員が可決・承認され、新役員代表あいさつでは新会長の池田忠幸さんが「民商に入って、県内だけではなく県外の民商の仲間に仕事お願いしたりすることもあり、全国の中小業者の仲間とつながっていることが心強く感じます。会員さんにとって魅力ある民商運動にしていきましょう」と決意を述べました。
総会終了後は浜乃瀬で懇親会が開かれ「今年の総会は新会員や若者も多く話が新鮮」と、分散会で話足りなかった話題などで盛り上がり親睦を深めあいました。
強権的な徴収実態がある背景には、数百人の滞納管理を強いられている職員が機械的に徴収業務を遂行していることも大きく関係している。そのうえ、行政側は業者の生活実態を把握していないので生存権侵害であることを認識していない。
民商の魅力については「やはり、つながりが広がること。しかも異業種のネットワークは大きな魅力」「安心感がある」など各々が感じている魅力を語り合いました。今後の課題として「HPによる入会者の増加もしっかり分析して、いろんな宣伝広報を考えていかなければいけない」「業者青年に目を向けた拡大が必要」の意見が挙げられました。
「強権的な徴収が、本当に行われているのか」と言う質問から分散会が始まり、地方税の実態を話し合いました。税金に関しては「税金は来た物を疑いもなく払っている」「レジで払うとき3%以上あがっている気がする」などの意見がで、10%に上げさせないためにも署名を全会員運動にした方がいいという討議が広がりました。また「民商を申告の時だけと思っている人が多いが昔は自分もそうだった。このような場所に参加するようになって、民商の事を少し理解できた」「支部などで話し合っていき自分にあった活動や実益につなげてほしい」などの意見も出されました。
第三分散会
「国保税が三年前と比べると倍になった。国保税や市民税など計算してみたら税金が所得の三分の一を占めているのに驚いた」「所得税法56条の請願で自民党の県議会議員に要請したけど冷たい態度をとられた。本当に県民の声に耳を傾けてくれる議員を選挙で選ばなければ宮崎も日本も良くならない」「入会して役員をして運動に参加するようになって民商の魅力が分かった」など、いろんな意見交流で盛り上がりました。
第四分散会
「金がなければ死ねというものだ」「今の制度は悪循環」「5%と8%は全く違う。10%なんてとんでもない」など、高すぎる国保税や税金に対する不安や怒りの声があがりました。また、民商の存在について「自分にとっては辞書にような存在」「過去の税務調査でずっと一緒にたたかってくれた。こんな組織は他には無い」などの意見が出されました。